2008年09月

2008年09月29日

貯め日記41

さっき 貯めた日記。


 昨日はゴールウェイに行ってきました。
 ついに語学学校時代から知る最後の日本人、カナが日本に帰ってしまうからです。
 朝一番のバスに乗って、えんやこら1時間30分。一緒にゴミ捨てしたりしてるうちに、カナがいなくなるってこういうことなのかな、と実感がちびちびと沸いてくるのでした。
 だって、その日の朝。さぁ、今日はゴールウェイだ。カナとアントニオが居るんだ!と思ってワクっとした瞬間、
 ぁ…もうアントニオ居ないんだ…
 あの時、ぎゅ~と悲しくなったなぁ。あの感覚を感じたせいか、またいつか近いうちに、カナはもういないと悲しくなってしまうことが怖い。
 
 これだけ別れが立て続けに続いたからだろう、私にも別れの悲しさというのが少しずつ分かってきてしまった。


 仕事の話!
 今日は2日目のバイトでした☆今日はついにオーダーを取ったよ。電話のテイクアウェイが超不安で、自信ないけど、その場でとるオーダーは、お客さんと一緒にメニュー見てやることだし、難しくない。
 明日もあさってもバイトへ行く。メニューを早く覚えて、役に立てるようになりたいな!
 私、やっぱりサービス業って好きだなぁ。まぁバイオリンもサービス業、確かにそうなんだけどさ。もしバイオリンやってなかったら、ホテル業や飲食店のお仕事してたかもしれないなぁ、なんて思う。

 とにかくお仕事は順調!このエニスでバイトも見付かり、音楽も楽しめて、こりゃもうカンペキなシチュエーション!!

 そういえば、昨日ゴールウェイでホイッスル買っちゃった♪フルート(ウッド)欲しい~と思っていたところが、とてもフルートは高くて買えないので、ということでこちらを購入。ティンホイッスルとは違う気がするんだよね。だって、胴体黒いもの。縦笛です。45euro也♪
 しばらくまたハマりそう。

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2008年09月18日

新聞に載ったよ!

 お昼にエニスに住んでいるバンジョーのお友達から、メールがありました。
 
 新聞でゆきちゃん見つけたよ!って。
 おーキラキラついに私もデビューだぜ祝

 ぁ、あの時のかな?っていう心当たりはありました。
 実は、タラのフェスでLizのワークショップを受けていたとき、
 カメラマンがやって来て私の名前聞いてきたことがあったのです。
 
 案の定、それでした。
 写真は以下のような感じで載ってたの。

 
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 私…何か怖いネ。真剣だっただけなんだけどネ。

 あの日は、カメラを持ってき忘れ、Lizと写真撮ってもらうことが出来なかったので、もしかしてLizとの2ショットかな、と期待したら、Lizはぼやけていて誰だか分からなくなってしまっていました。残念。
 

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2008年09月17日

お別れ、そしてレッスン受講2回目


 昨日、ゴールウェイに帰った。
 3人もの友達が、昨日ゴールウェイから去り、自国へ戻ってゆく日となってしまったので、これは行かなければ!と朝からバスでごとごとと向かった。
 
 私は基本、泣かない。
 だってまた会うもん、というどこからか沸き起こる自信のためだ。
 だから、イタリアへ帰るアントニオの時も、日本へ帰るアキの時も、じゃーまた今度ねー!という風に別れた。
 アントニオは、3年以内に日本へ来てくれるらしい。でもきっと私達は来年の夏にここ、アイルランドで再会するだろう。アキは沖縄行きたい!なんて言ってたし、一緒に離島巡り…なんて今後あるかもしれない!

 3人のうち、その別れに一番大泣きをしていたのがエリコだった。走馬灯のように、というその走馬灯が何か知らないが、この一年の思い出がぶわぁと彼女の中を巡り狂っているのが見て分かるほど、彼女は溢れる想いにただただ涙を流していた。最後、電車で去ろうとする彼女と抱き合ったとき、私の右まつげがちょっと濡れた。もらい泣きだ。
 彼女が今はもう泣き止んでいて、これから40日かけて北欧4カ国を含めた6カ国を旅することにわくわくしてたまらないという風だといい。



 夜、せっかくゴールウェイに来たので、クレーン(ゴールウェイの有名なパブ)へ行ってみた。クリスが「めんどくさくなった」と日本語で行きたくない気持ちを表現したので、私一人とりあえず楽器を持たずに行ってみた。案の定、やっぱりイマイチだった。ちらと見るだけみて、ほとんど聴かずに帰って来た。(エニスに引越したのはやはり大大大正解のようだ。)
 夜、寝る直前に近くのケバブ屋さんのポテトを食べたら、胃がもたれすぎて夜中に気持ち悪くなって起きてしまった。これしきで胃がもたれるとは…もう私も若くないのか…。

 

  
 エニスに帰って来て1時間くらいした頃だろうか。ヒロコさんが来てくれた。クラシックの合わせをしてみよう!(ホテルに売り込む為)という為の時間だったんだけど、結局お喋りがほとんどだった。笑
 仕舞にはアイリッシュチューンを交換したり一緒に演奏したりして遊んだ。
 途中でショーン(フラットメイト)も参加。ショーンはヒロコさんのコンサーティーナを使って数曲弾いてくれた。コンサーティーナまで弾けるとは知らなかった~!
 
 ふと気付くともう時間!行かなくちゃ!
 そう今日は始めてのパットさんのレッスン。パット・オコナーという味のあるとても良いフィドラーに、フィークルのフェスでワークショップに参加したときに出会い、そこでそのままレッスンを申し込んだのでした。
 行くと前の人がレッスン受けてた。
 45分のレッスンはあっという間!今日は2曲リールを教わった。
 彼の演奏を近くで聴いていられるだけで、本当に為になる。その魂とでも言うべき音楽の空気が、私の目指したい道のための何よりのベクトルになるのです。



 良い一日だった。

 

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2008年09月14日

マスタークラス受講 憧れのLiz Carroll

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 今週末はイーストクレア地方のタラというところで、「Tulla Trad」というフェスが行われています。このチラシはフィークルのフェスに参加したとき、オフィスで偶然手にいれ、何気なく読んでいたら「Liz Carroll」様が教えに来るというではないですか!!ヒュー!
 
 Liz。
 アイルランドに来て、私が最初にコピーしたのが彼女。ある時、ほぼ連日、一日中机に向かい、黙々と彼女のCDからその音を採譜しました。テクニックも何も知らない私だったので、その時は彼女のアレンジ、装飾音、とにかく全ての音を残らず採譜しました。やっと出来上がったそのCD全曲の譜面。この譜面は私に自信を与えたし、その後数度としたストリートパフォーマンス、各地のPubでの演奏では必ず盛大な拍手を頂くことができました。

 私がここまでこれたエネルギーの源だったのは、常に彼女でした。




 そんな彼女についに会える!!
 昨日がその日だったのです。

 直前までタラまでの行き方をちっとも調べなかったので、いざ調べてみるとぜんぜん交通手段が無いことに青ざめました。でーも、何とかなるのだ。『もうタクシーしかないのかしら。ヒッチかしら。』と諦めかけていたとき、ついに見つけた新しルートのバス!電話予約して完了!
 着いてみると、大きな音でコンサーティーナのCDが街の中心で流されていて、いかにもフェス中の街といった感じ。目の前にオフィスのテントがあったので、そこでさっそくポスターを頂きました。(最近、このポスター集めが趣味になってきた。今回は無料でした♪)

 PubでGig(今まで私がセッションと呼んでいたもの。ある決まった時間になると、Pubが呼んだ音楽家の演奏が無料で聴ける。)を聴いて時間を潰した後、ワークショップとマスタークラスが行われる会場のセカンダリースクールへ向かった。20分前に着いたが、誰も係りの人らしき人はおらず、待っている間にオーストラリア人のカップルとお話をした。彼女はマスタークラスを受けるらしい。
 実は、このマスタークラス、受けるためには朝10時に来なければならなかった。でも私はバスの時間のせいで行けなかったから、聴講だけでも、と思いやってきたのでした。
 スタッフがやってきた。どうやらこの学校の学生たちがやってくれるらしい。聴講したい旨を話し、どんどんやってくる受講生たちに押されながら、何やかんやしていたら、結局マスタークラスを受けられることになった。何かしらないけど、ラッキー!☆


 LizのCDの話に戻るが、そのジャケットに描かれているLizは、ブラウンヘアの小柄な、小さな女の子。さらに何ていうかキツイ視線で、ピアノの上に座ってたりする。
 そのイメージしかなかった私は、彼女を見て驚きました。
 だって、背は180近いんじゃないかってくらい高いし、太っては決していないんだけど、モロこっちの人の体系で、そして何より、気持ちよく快活に話す。その笑顔はなんていうか、クレバー。

 演奏にも思っていたのとキャップがあった。
 もっとバリバリ大きな音でエネルギッシュに弾くんだと思っていたが、全然ちがった。
 音量は基本小さいし、(録ってる録音が心配なくらい。)
 右手の小指、薬指も使ってない。(絶対彼女の弾き方なら、この二本の指は他の奏者とは違って必要だろうと思ってた)
 Lizの演奏を、アイリッシュから離れてきている、トラッドではない、などど言われるのを聞いたことがあるが、いやいやそうじゃなかった。その演奏は紛れも無く、アイリッシュ音楽の真髄です。(真髄なんて言葉を私が使うには本来まだまだ早いのだが、他に言葉が見付からない。)

 彼女の好きという気持ちが、彼女の演奏をこうさせた、っていうのが分かる。一つ一つの音に愛があるもの。残らず音楽しているという印象。
 
 マスタークラスでは、Reel、Jigを一曲ずつ。さらにその曲上で右手・左手のテクニック、アレンジの仕方を教わり、さすが普通のワークショップとは違った。彼女の教え方はとてもうまくて、しかも彼女自身がそれを楽しんでやっている風。

 レッスンの最後に、彼女のCDを採譜したときどうしても分からない装飾音があったので、本人にこれは一体どうやっているのか聞いた。丁寧に弾いてくれて、一緒にその曲をちょっと弾いた♪
 (結局、種明かしの内容は、やはりそれであってたのか、という結果だった。つまり私がやっても、彼女のように聴こえなかったという。。。力不足。てへ☆)
 

  
 夜はコンサートがあり、めくるめく超有名な奏者たちの演奏を堪能した。Lizも弾いた。20時にコンサートが始まり、0時に終わった。その後Pubへ行くと、皆集まってきていて盛大なセッションが開催されてた。私達が居る間に、どんどんさっきのコンサートで弾いてた皆さんも参加して、すごい豪華なことになっていた。Lizも弾いてた。私はそれだけでさらに大興奮!気付くと2時。まだまだそのセッションは終わりそうに無い。
 Liz、明日ソロコンサートなのにさ、すごいよね、余裕だよね...!!!
 あぁ私もあんな演奏家になりたいっっ!





 さて、今こうして日記を書いたわけだが、同時に、これからその彼女のソロコンサートにどうやって行くかを考えている。
 
 ヒッチはやっぱり危ないかな。タクシーかな。

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2008年09月07日

きょうの事件


 Finaleを久しぶりに立ち上げて、Slip Jigという私の好きな種類のアイリッシュ・チューンMum(ムーム:皆とやってる弦楽四重奏団)用に編曲を試みた。1曲出来て、さぁ次!と思ったら、Newフラットのわんわん:スカウザーはガラスを擦る音。おうちの中に入れて欲しいのかな、と思って立ち上がったら、ビンッとコンセントが抜けた。あはは。まさかね、、、、

 しかし、そのまさかだった。今日はもう、1から書き直す気にはなれなぃ。
 やめだやめだー!


 

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