2009年12月16日
Blog
いつか来るのか、と思っていたけど、今日来た。
昔書いたBlogの記事を読む時が。
自分のすること全てが新しい。誰も私を知らない、ゴールウェイの街。
頼れる人はいないんだ、自分で全部ちゃんとするしかないんだ、と不安と気合いでピンと張ってた。
すごく新鮮。ぜんぶ新鮮。息をしてるだけで成長できる。
初めてバスキングにトライしたときの、あの1セント。
懐かしい、そうそう、そうだった。
すごく大事に思えたんだったなー、小指の爪くらいの小さな銅貨。
自分の音楽が何かを探しに来た。
楽しめる音楽、生きていることに感謝する音楽。
1月13日で2年が経つ。
新鮮だったものが、すっかりあたりまえのものになっている。
やりたいことが出来る環境を手に入れて、わーいわーい♪と喜んでいたのに、
今は当然のようにそれを傍に抱えて、目線がふわふわ定まらないまま、
ありがたい宝物へのケアを怠っている気がする。
…クリエイションが停まっているのかな。
そういえば、曲も全然書いてないな。
確かに吸収はしてるのに、発信がない。
これでは日本と一緒だ。
忙しくなったのもいけない。
貯金に精を出したら、考える時間がなくなってしまった。
(暇すぎるくらいが一番良いみたいだ。)
ここの国民性分かってきて、その生き抜き方を聞いたときは、うぇっと思った。
食事はつまらないし、色んな意味で品質が悪い。
でも、伝統音楽がある。
人もフレンドリーで陽気だ。
あの時の1セントは、そういった全てを象徴していたんだなぁ、と思う。
引き出しを作るんだっけ。
屋久島で会いにいった縄文杉は、雑多な種の木々に寄生されて生きてた。
2年前小さな苗だった私のは、今まだ小さいくせに、色んなのがすでに寄生してる。
元の種が分からなくなるくらい寄生種が大きくなってしまっては、結局根っこから全部だめになる。
at 23:56│Comments(0)│その他
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