2008年10月30日
自分の音楽
最近、3つのJigを作曲した。
実はこの結果は、自分の大好きな曲をアイリッシュ調に編曲して、Pubで弾こうというもくろみから生まれたものだったのだが、出来上がってみたらぜんぜん元の曲と変わってしまったので、作曲したってことにしちゃおうと思う。
自分では大満足のこの3曲。
皆に聴いてもらいたいけど、ここへのUPの仕方がわからない。誰か、教えて。
最近、MikeのBoxに出会ってしまったせいか、耳が単にこえてきたせいか、数あるGigの中で思わず楽しんでしまうのとか、あえて楽もうと努力しちゃったりするのとか、それぞれの色んな特徴、自分なりの感想を持つようになってきた。楽しめないGigへ行ってしまったときは、帰り道とぼとぼと帰ってくる。
そんな自分が嫌だ。もっとその演奏者の良いところを見つけられるようになりたい。楽しめるか否かは、もちろん演奏者の良し悪しもあるだろうけど、聴く側、参加する側の気持ちの持ちようも大きいはずだ。
しかし、ダメ。なかなか上手くいかない。その日のプレーヤー、特にリードするレギュラーのプレーヤーがつまんなそうだったり、仕事ちっくに演奏してたりすると、自分から一歩が踏み出せなくなる。つまり、気持ちが引いちゃう。
そんなことでちょっと最近はしょんぼりしていた。早く木曜になってMikeのGigへ行って元気になりたいと思っていた。
バイトが9時に終わって、さぁ帰ろうと外に出てみたら、案外寒くない。ここ最近急に冷えてきたから、覚悟してたんだけど、今日は比較的暖かい。そんなことも私の気持ちを助けた。Mollony'sへ行ってみようかな、と思ったの。向かう足を、自分でも不思議に思った。しょんぼりしてたくせに、結局またPubへ向かってる。
へんてこなGigに当たったらマズいと思って、入り口付近でお店のポスターを見てるフリをしながら、中の演奏に耳をすます。(楽器しょってる人が、一度中へ入ったのに演奏しないで出て行くのっていかにも…でしょ。)いいギターとボックスが聴こえてきた。知らない曲だけど、私の好きな感じ。かっこいい。
そうして、ケイティというギタリストと、なんとかいう(失礼!)フィドラーとキーラン(Box)に出会った。ケイティとフィドラーはオージーで来週も弾くがその後は国に帰ってしまうらしい。キーランはアイリッシュ。なんと、ハウスメイトのショーンと同郷で、住んでるとこも我等宅のすぐ傍!お~なんか縁を感じるねー。
3人の演奏はとても良かった。曲が本当にどれもカッコいい。ケイティのGrのお陰でもあるけど、すんごい大らかで爽やかなの。
途中でトニーというじぃさんがやってきた。相当酔っ払ってたし、さらに変なじぃさんと一緒に現れたから、この人大丈夫かしら、と思ったけど、ご希望に応えて私のフィドルを貸したら、なんと…!
めくるめくカラフルなフィドルを弾くではありませんか!何てイキなフィドラーなの!どんなTuneでも知ってるし、自分でどんどんリードしちゃって、それは楽しそうに気持ち良さそうに弾くんだ。じぃさんなのにかなりモダンな音を使うんだよ。
見つけた!!と思った。
トニー、最後に手にキスをくれたのはいいけど、つばが気になったよ。
私は、まさにあなたのようなフィドラーになりたいんだ。トニーのようなばぁさんになりたい。
今、私自分のやりたいスタイルに悩んでいるようだ。
Patさんのような素朴な温かいフィドルが弾きたい。
John CartyやJohn McEvoyのような確実でアレンジのクールな演奏が出来るようになりたい。(実は、演奏はイマイチ好きくない。今の私にはアカデミックに偏りすぎているように見える)
Mikeのような、人をのせるリーダーになりたい。
Lizのように、一音一音に愛のある音楽に仕上げたい。
両極端どころか、みんな全く別の良さなんだよな。
いっぺんに目指せるのかな、可能だろうな。
しかし、それがすごく頭使うことのような気がして、最近は無駄に使いまくってるような気がする。
あぁ~~~ 要はさー、ぅん。
ぅん。分かってるんだけどさー。
at 11:01│Comments(0)
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